渾身猫パンチ

書きたいときだけ息を吹き返す間欠泉

大河ドラマ「真田丸」第9回つけたし

  • 人様の感想を見ていたら「昌幸にとって大名といえば信玄公のことだから自身がなろうという考えに及ばなかった。あんなに策を巡らせながらもう存在しない人を玉座につけようとしている」といった表現を目にして(細部は正確でない、すいません)ふおお、ふおおお・・・なにそれその純情(っていうかなんていうか)・・・!! やってることはあんなにどす黒いのにー! と脳内で転げまわりました。大いなる者に身を捧げたい切れ者がここにも・・・!
  • 北条氏政の高笑いに出会ったときから「これはよいへっぽこキャラが現れた予感」と思ってたんですが、見るかぎり佇まいは大物のそれだし、行動もそんなに外してない。歴史に造詣の深い人々からも描き方に感謝の声が聞こえてくるくらいであり、でも、個人的には実はなーんかいまだにへっぽこの雰囲気を感じるんだなあの人。
  • と考えてたら、あれだ、2004年大河の。大物感にあふれ能力も高かったのに、最後は自分の散らかした瓢箪にけっつまずいて絶命した人。芹沢先生的なへっぽこの空気をまとってるんだ氏政さん!と気づきました。今後の展開に期待したいと思います。
  • それにしても室賀さんいきなりデレすぎじゃね? と思ったけど、昌幸さんがわざわざ家まで会いにいったのってもしかして初めてだね! いつも車座でワンノブ国衆としてしか語ってなかったよね。
  • あー、なんだ、要はリスペクトしてほしかったんだね室賀さんは。真田がナンバーワンなのはしょうがないから、自分をちゃんとナンバーツーと扱ってほしかったのね。大人語ではそれを「メンツを立てる」とか言いますがざっくり言えばあまえんぼう。口では好かんとか言ってたけどたぶんほんとは昌幸さんを人間的に好きでもあるだろう(昌幸さん側の好かんはたぶん文字通り)めんどくさ!(と吐き捨てながらちょっと泣く)
  • 寄合制に魅力を感じたっていうより「わしに最初に話を通しにきた」てのが嬉しかったんだと思うので、あれが北条に従うって話でも上杉に従うでも合同クリスマスパーティやろうぜでも聞いたんじゃないかって気がしますあのときの室賀さん。やっぱりむろいずみ君で間違ってなかった・・・