渾身猫パンチ

書きたいときだけ息を吹き返す間欠泉

2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第34回 寺田屋大騒動

山南さんのテロップが(回想)じゃないよ! 撮り下ろし場面だよ! そしてそれは切腹に立ち会えなかった平助の語りで、あのときいなかった人がそうして泣いてくれたことで、見ているこちらの一週間の喪も明ける作りになっているのだった。こういう言い方はや…

第33回さらに雑感

途中参加にしてさすがの注目を誇るほぼ日テレビガイドを読んでいまさら発見する。山南さんが逃げない理由として「ガキっぽい法度に対する抗議」があるのではないか……あーしまった、そっちは深く考えてなかった。「新参者の葛山にはさっさと腹を切らせて、自…

第33回つけたし

山南を演ずる堺雅人がその死について「すごい人だった、いい人だったと感傷的になりすぎず、かといって、死ぬべき人間としてないがしろにもしない」(ステラより)と語っていた意味が、今になってもう少しわかったような気がする。気がするだけだけど。 そう…

第33回 友の死

私の頭が悪いのか。どうして山南さんが死ななきゃいけないのか、今に至ってもやっぱりわからない。いや、劇中でもわからない人だらけだったか。つまり私は隊士レベルってことか(その発言は不遜なのか失礼なのか)。 思い出すのは芹沢粛清時に書いた「自分の…

バンドの要とはボーカルでもギターでもなく

ドラムだと折に触れ思うんですよ。リズムを制する者がバンドの色を決める。そして実質的な支配者だからこそ、ドラマーは支配者っぽくない人のほうがいい。みんなに一見おまけのように扱われていて、実は一番メンバーの心のよりどころになっている人。ついで…

第32回 山南脱走

「いまは山南が頼りなんだ」先生! 全然そういうふうには見えません! 少なくとも山南さんには伝わってないと思います! もう誰か、あの馬鹿男に麻酔銃でも撃って一週間くらい強制休養させてから「話し方教室」に放り込んでやってはどうか。いつまで自分の人…

第31回 江戸へ帰る

近藤と永倉じゃあねえ。お世話になった皆さんに京みやげなんて、気の利いたことも思いつかないだろうなあ。って大目に見てやってたら、ちゃっかり奥さんにだけ買ってきやがってたか。でも夫婦の抱擁が心温まったので許す。ていうか本当にくそかわいいなこの…

第30回 永倉新八、反乱

そりゃ私も納得できません! 他のことはまあいいとしよう。だが、留守番部隊に一銭も出ないとはどういうことだ。非番じゃないんだぞ。あのときは確か、勤皇派側が攻めてくる可能性だって間違いなくあって、後方も守りを固めていたはずだろう。 差をつけるの…