渾身猫パンチ

書きたいときだけ息を吹き返す間欠泉

2009-01-01から1年間の記事一覧

本家よりかっちょいいI Saw Her Standing There

先日貼った美麗ジョージ・マーティン氏のピアノ協奏曲は、「他のアーティストが演じるレノン・マッカートニーナンバー」という音楽番組のオープニングだったわけですが、そこから一曲ご紹介したい。スコットランドが生んだ偉大の上にも偉大がつくソウルシン…

図書館の返却期限が迫ったので

駆け込みでジェフ・エメリック本の書評をやろうかと思ったけど(そうなんです借りたんです)まあ、そう長々と書くこともないかなーと見送りの判断を。いや本自体は面白かったすよ。ハードデイズナイトやヘルプのアイドル4人組の印象しかなしにこれ読んだらシ…

あ、そっか

↓の紋章、遠目には全体がかぶとむしに見えるのか!*1 *1:つの2本だから日本語的にはくわがただけどもね、マーティン氏のも

サー・ポールも紋章を作っていたと

教えてもらったので探しにいってみた。そして見つかるは見つかったけど、あまりまとまった紹介ページがなかったので画像だけ持って帰ってきてみた。 おおー。この方はまたずいぶんと質実剛健な…随所に人物にちなんだ小技はきかせてあるけれど、「ギター作り…

サーまつり後夜祭

積年の思いをとうとう全世界に発信してさわやかな心境の現在である。間違いなく寝不足だけど。 でも出し損なったネタがまだあったよー。遠慮なくいくよー。

...really really one and only Sir George Martin!

ビートルズのレコードプロデューサーを崇め奉ろう企画第三夜。って出たがりだのアレンジがお花畑だの、どこが崇めてるんだと言われると一言もない。締めくくりは雑多なリンクを紹介しつつ、少しはまともに奉ろうかと…思ってはいるが。

the one and only...

引き続き、サー・ジョージ・マーティンについて日本で一番頭の沸いた文章をお楽しみください。

スペシャル企画・Let me introduce to you...

私をよくご存じの方ならば、そろそろやらかすころだと思っていたのではないだろうか。こいつがビートルズの話を始めたら、遠からずあの名前が出るんじゃないかと。 というか名前はすでにさりげなく出ているのだが、とうとう特集しちゃおうかなーと思うわけよ…

バカ踊り発掘

昨日の曲とちょうど対になることだし、本日はHello Goodbyeを貼ることにした。それでPV映像を探しにいってみたら、あらなんか見たことないパターンのがあるー。 もともとこの曲については(私の知る限り)3パターンのPVがあって、それぞれ私は心の中で「本番…

初心者コース完結編

つうか読み返してみたら、パリライブを貼ったときに「知らない人への紹介も兼ねて」とか堂々と書いてんじゃん自分。まあ、それはそれで間違った入り口ではないと思うんですけど。ただちょっとこのバンドはベーシストのネジが外れてるんだなーと思われるだけ…

忙しい人のための5分でわかるザ・ビートルズ年譜(覚えやすい通称付き)

引き続き初心者向けに、目まぐるしく変遷したバンドの全体像をまとめてみたい。カタカナの名前は覚えづらいと思うので、目印つきの親切設計。 有史以前 イギリスの港町郊外で生まれ育ったジョン(近眼)ポール(タレ目)ジョージ(かもめ眉)がやっていたの…

少し趣向を変えて

ここまでかなりマニア向け、というか、自分が発見して面白かったものばかり貼り続けてきましたが。「ビートルズをほとんど知らない人に見せるとしたらまず何を?」というお題をここで自分に課してみた。 知ってる人にはわかると思うけどずいぶんな難題です。…

(前項より続く)別に、なんでも再結成したから偉いってもんでもないが

しかし次のような映像を見てしまうとね。この、一番つきあいが長いゆえに一番緊張をはらんでもいた二人にして、久しぶりに声を合わせるとこれかと! なんだこの強力なグルーヴはと! とくに2:20からの歌ね。

たまにはまじに

正確な収録年はわからないんだけども、とにかくジョンが殺された、たぶんまだ数年後。昔カバーしていたロックンロールと、ジョンの"Beautiful Boy"を聴きながら思い出話を語るポール。 なんだけど、途中から語るって雰囲気じゃなくなってる。固まりきってな…

本当に本当にずっと食っているハリスン

友人が教えてくれたファンメイドのビデオクリップ。 ここの下でも「特に食欲を追求」とか書きはした。したけれども、こ れ ほ ど と は。顔はきれいなのにね…喋らないで物を食ってなければ美青年なんだけどね… そんなジョージが大好きです(本当)

超超超超個人的ユリイカ!

カテゴリーBeatlesに入れようかと思ったけど、これはまたミクロにもほどがあるので気が咎めたネタ。きっと世界で二人くらいしかウケてくれそうな予感がしない。 棋士の佐藤康光九段。この方が誰かに似ているとずーっとずーっと思っていて、いや公式見解(?…

本日の特選動画・妙に物静かで美形チックなマッカートニー

1963年のインタビュー映像より。こういう場ではいつも元気はつらつを通り越してうざ(自粛)全開の人が、どうしたことかはかなげな美青年に見えます。と思ったらこのとき胃腸炎でふらふらだったらしい。直後のコンサートをキャンセルしたっていうから相当で…

The Beatlesに関する信用できない人物紹介

何度か公開したことのある短評(若干アップデートあり)をここに。私の持ってる印象はここから基本的に変わってないので、「誰これ!?」と思ったら警戒したほうがいいぞと。何をどう。 John Lennon ヴォーカル、リズムギター担当。人を人とも思わぬ態度と見ら…

本日の特選動画・パリライブ1965

まずは、知らない人への紹介も兼ねてライブの動画を貼ってみよう。ビートルズの名前すら知らない人、というのはあんまりいない気がするが、このあたりのライブ映像に意外さを覚える人はけっこういるんじゃなかろうか。 1965年6月、フランスはパリにおいての…

左利きのベーシストから人生相談が届いたようです

まず、元ネタはこれなんですけどね。 青空人生相談所 (ちくま文庫)作者: 橋本治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1987/12メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 67回この商品を含むブログ (44件) を見る 100冊は下らない氏の著作の中でも、かなり名著ランキン…

ビートルズに関するくだらねえネタはここに置け!

ザ・ビートルズ・ボックス アーティスト: ザ・ビートルズ 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン 発売日: 2009/09/09 メディア: CD 購入: 26人 クリック: 636回 この商品を含むブログ (153件) を見る こんにちは、リマスター盤は1枚たりとも入手してない…

つーわけで今日は

見てきたのである「南極料理人」。以下ネタバレ、のわりに話はきっとさっぱり見えない。

I LoveTo Turn You On

まさかこんなに長くなるとは……いちんち一曲ならたいした負担じゃないだろうと思ったら、とんでもなかったのである。楽しかったけどもさ。そして書き損ねたことがまだあったりして。 『キミトデカケタ』の最初と最後に『働く男』チックな水音が入っているね、…

『シャンブル』全曲レビュー … 15) HELLO

『パープルピープル』がアルバムエンディングで、十分名盤だった。『サラウンド』で宇宙船が空へ帰ってゆき、『パープルピープル』では揃いの衣装から着替えたおっさんたちがそこにいて、楽しげにセッションしている。そこで終わっても、ああ、何かのオトシ…

『シャンブル』全曲レビュー … 14) パープルピープル

メルヘンからうってかわって、シンプルなオフビートと川西幸一のいなせな詞の世界が展開する。まこと、粋でいなせとはこのことよ。 年取ったからって偉そうな顔してる暇はないぜ、いつだってハダカで勝負してやるぜ……と年齢不詳の金髪のドラマーは言う。別に…

『シャンブル』全曲レビュー … 13) サラウンド

前曲で嵐を巻き起こしながら舞い上がったバンドサウンドが、はるかな中空で一瞬静止し、一転して回りながら降りてくる。そして始まる奥田民生の歌。奥田ソロに入っていても不思議はなく、しかし「バンドの音」が濃密に感じられ、ボーカルがやたら幸せそう、…

『シャンブル』全曲レビュー … 12) R&R IS NO DEAD

阿部義晴作詞作曲、そして歌。初聴きで真っ先に思ったのは、「これは……奥田さんに歌ってもらったほうがよかったのでは……」でした。 誤解してほしくはないのだが、私は阿部さんの歌声はとっても好きだ。好きでなくって4年も5年もソロライブに通うか! とか言…

『シャンブル』全曲レビュー … 11) 最後の日

オブラディ・オブラダであって、カンフー・ファイティングである。いや後者は的確じゃないかも。わたくしチープなディスコミュージックに(も)造詣が深くないので。 とにかく奥田民生・詞・曲・歌の本曲は、例によって(スカート穿いたEBI様のヘフナーベー…

『シャンブル』全曲レビュー … 10) BLACKTIGER

作詞作曲川西幸一。「EBI様に男くさい歌詞を歌わせて違和感を楽しみましょう」という『黒い炎』を思い出す曲で、しかし『黒い炎』より……ああもういいか、そういう論調は。 そこで視点を変えて、ユニコーンにおけるボーカル外注制度のようなものについて考え…

『シャンブル』全曲レビュー … 09) 水の戯れ 〜ランチャのテーマ〜

長年、私のなかでEBI様と稲垣吾郎さんは心の同じ引き出しに入ってきたものだが、2004年からはその引き出しに堺雅人さんも加わった。 それで作詞作曲がかの人のこの曲を、堺雅人出演でPVにしたいもんだと勝手にもやもや思うのである。吾郎さんでもいいんだけ…