渾身猫パンチ

書きたいときだけ息を吹き返す間欠泉

大河ドラマ「真田丸」第7回「奪回」

  • 「出陣じゃ!」と当主が叫んだわりにあっさり戦自体は終って、予告から予想したよりずっと地味な回だった。地味と言って聞こえが悪ければ次回以降への布石の回と言うべきか。布石だから、ふらっと一場面だけ作兵衛・梅兄妹が出てきたのにも今後への意味があるのかなとか深読みしてみた。あと同じくふらっと再登場した長男の病弱嫁にも。あときりちゃんのうざさがいきなり臨界点突破したのも(こら)
  • やー、だって、物語の本筋にあまり絡まないとこで幼馴染を含む一行を主人公が助け出しにいくっつったら、まあ幼馴染と絆を深めるためのイベントかなと思うとこなんですけど(嫌な視聴者である)ふしぎなくらい深まんなかったよね。絆。だから今は深まらないことに今後への意味があるのか、あるいは筋書きとしては深まるはずが画面ではうざさが表に出すぎちゃって思惑どおりにならなかったか、あるいは深まって見えない私に問題があって今ごろ世間じゃ大好評なのかと固唾を呑んでタイムラインを見ようというところである(めんどくさい視聴者である)。
  • 「今はいっぱいいっぱいなんだ」と視線すらろくに動かせない信幸兄ちゃんのほうが、よっぽど不器用ヒロインさながらに信繁を和ませてたもんねえ。
  • 世間の評判といえば「こんどの大博打は今までの大博打と違う!」と前回やや興奮気味に書いてから見渡したらば、なんかわりと「また始まったよ父上」的に言われてて、あ、あれ私の反応素直すぎ・・・?てなったんですが。今日高梨さんが「殿は本気になられたのです」つってたのでほらね!ほらね!こんどの父上は違うんですから!と元気を取り戻しました。高梨さんも嬉しそうでありかなり私は共感している。しかし本気になった父上、予告からしてもなんかずいぶんえぐいことをしてきそうでどきどきするが。
  • いやまた予告詐欺ってこともあるかもだが。しかしだんだん、ちょっとだけだけど、生き抜くためとはいえ嘘ばっかつく人間を人はどこまで愛すべきキャラとして見続けられるか?という実験を見てる気にもなってきたもんね。ちょっとだけだけど。そりゃあ、もう奴は信用できん!って滝川さんのほうがふつうに心を寄せられるよねえ。
  • あっ、考えたら今回はスイートハートラブリー権現様が出てなかったんじゃん! なにをあっさり感じたってそれか!