渾身猫パンチ

書きたいときだけ息を吹き返す間欠泉

2009-01-01から1年間の記事一覧

『シャンブル』全曲レビュー … 08) AUTUMN LEAVES

ここから3曲、EBI様が何かしら表に出ている「EBI横丁」とでも呼びたいラインナップとなる。作詞作曲ボーカルまで担当している本曲は、デモテープ選考会にて奥田と阿部を大爆笑せしめたメランコリックな佳曲である。ってそれ文章おかしいだろ、つながりが。 …

『シャンブル』全曲レビュー … 07) オッサンマーチ

ほっ。テッシーのおかげで再び「年月の恩恵」路線で話ができる。顔見世興行シリーズ、どんじりにひけえしは手島いさむの破れかぶれ熟年ロケンロールだ。 このボーカルがまたよかったわけで。とくに歌い出しの(ピッチ的にも)ぎりぎり感が実にすがすがしい。…

『シャンブル』全曲レビュー … 06) キミトデカケタ

『ボルボレロ』の項で「王子様」というタームが出たけれども、じゃあおまえにとっての王子様をユニコーンから無理やり一人選べと言われたら、私の場合もちろん川西幸一である。川西幸一である。誤字と思われるといけないので二度言いました。(失敬な) そん…

『シャンブル』全曲レビュー … 05) ザギンデビュー

さてワンノブ5人としての奥田民生が出してきたのは、これまた懐かしい「芝居がかった部門」のナンバー。ダークダックスとかデュークエイセスとかいった名前をつい思い出す(ああ年寄りだとも)曲調の懐かしさとは別に、先にも書いたがこういう曲を堂々と入れ…

『シャンブル』全曲レビュー … 04) ボルボレロ

ここに来て、メンバーが一人づつ自作の曲でボーカルをとる「顔見世興行」的シリーズが前曲から始まってることに気づく。そしてさらにいま気づいたが、順番はたぶん単に五十音順だ。周到なんだか適当なんだかわからないところが持ち味です。ということで、堀…

『シャンブル』全曲レビュー … 03) WAO!

シングル曲である。ボーカルは代わりまして阿部のへなちょこボイス炸裂。わおわお叫んだりもつれて溺れたりいろいろ大変そうな氣志團プロデューサー(42)を、まったくケアすることなく刻まれてゆくバンドのリズムが絶品な一曲である。 今年に入っての復活劇…

『シャンブル』全曲レビュー … 02) スカイハイ

同じ人のボーカルが続く。しかし局長は、あら別腹の変換が(笑)曲調はがらっと変わって、それもそのはず今度は作詞作曲とも奥田民生。ああ、奥田民生だねと納得の詞と曲で、これが1曲目だったら普通にソロアルバムが始まるようにも聞こえそう。 が、これは…

『シャンブル』全曲レビュー … 01) ひまわり

アルバムより先にTV番組で聴いた。1時間の番組のラストがこれで、結論から言うとそれはややもったいない聴き方だった。番組の音質に怒ってる方の言うような理由で音自体をちょっと弱く聴いてしまったかもしれないし、やっぱりこの曲は、何もない空間をぽっと…

It Was 20 Years Ago Today

1989年のアルバム「服部」からユニコーンさんとのお付き合いは始まった。けっこう長い。長いが、その間ずっと、熱狂的にファンをやっていたかというと少々違う。私にとってユニコーンはもちろん「好きなバンド」ではあったけれど、「大好きなバンド」である…

帰ってきたぜ(いろいろと)

シャンブル【初回生産限定盤】アーティスト: ユニコーン出版社/メーカー: キューンレコード発売日: 2009/02/18メディア: CD購入: 23人 クリック: 194回この商品を含むブログ (349件) を見る なんかやっぱどこかで何か言いたくて、しかし新しくブログを作るほ…